目次
アクポレスが10年ぶりに大幅刷新
ライスフォースの「アクポレス」が2018年4月24日にリニューアル発売されました。アクポレスがフルモデルチェンジするのは10年ぶり。
ライスフォースマニアでは今回のリニューアル情報をいち早くキャッチ!
「新アクポレスは何が変わるの?」「アクポレスの価格は上がっちゃうの!?」といった、ユーザーさんが気になるであろう4つのポイントを総まとめ。さらに実際に使ってみた使用レポートもお届けします。
アクポレスはライスフォースのニキビ・毛穴用スキンケア
軽くおさらいしておくと、アクポレスはライスフォースのニキビ・毛穴用スキンケアです。ええ、みなさん知ってますね。
ライスフォースは、保湿スキンケアのディープモイスチュアシリーズと、ベーシックスキンケアのモイスチュアシリーズ、それにアクポレスを加えた3ラインを展開。
いずれも国産米100%を発酵させて作るライスパワーエキスを主成分としているのが特徴です。
リニューアルでアクポレスはどう変わった?
ふつう化粧品のリニューアルといえば、パッケージデザインや多少の成分変更といった、小規模なイメチェンであることがほとんど。
しかし、今回のアクポレスのリニューアルは全然違います。
ハッキリいえば、アクポレスという名前以外は総とっかえ!といった印象なのです。
詳しく見ていきましょう。
旧製品と比較して大きく変わる4つのポイントを解説
アクポレスの成分が変わった!
もっとも大きく変わるのは成分です。
新アクポレスでは、医薬部外品の新規有効成分「ライスパワーエキスNo.6」を主成分として採用したのです。
これ、日本で初めて皮脂分泌抑制効果が厚生労働省により認められたという、すごい成分なんです!
ライスパワーエキスには複数の種類が存在し、それぞれ効能や効果が異なります。例えば「No.11」は肌の水分保持機能の改善効果(医薬部外品指定)、「No.7」には肌の油分をコントロールする働きがあり、それぞれの特性にあったアイテムに使用されています。
これまでにもライスパワーNo.7のように皮脂バランスを調整する成分はありました。
ただ、これらは分泌された皮脂を取るものであったのに対して、ライスパワーエキスNo.6は皮脂線に働きかけて分泌自体を抑える働きがあるのが大きな違い。
開発した勇心酒造による臨床実験では、皮脂の60%を抑える効果が認められたそうです。
参考:勇心酒造プレスリリース
だから、皮脂が原因による
- 毛穴の開き
- 毛穴の黒ずみ
- ニキビ
- 顔のテカリ
が解消されるというワケなんです。
ということは、ニキビや毛穴の悩みに応えてくれるだけでなく、化粧の崩れもなくなりそうじゃないですか!?
どうしてもっと早く作らなかったのかしら!?と思ったら、なんと開発から医薬部外品認可まで22年もかかったそう。
いやはや、ナマ言って申し訳ございませんでした…。
参考:週間粧業
ラインナップが変わった!
新アクポレスではラインナップと商品名も一新されます。今回発売されるのは5アイテム。
クレイクレンズ(洗顔料)
洗顔料「クレイクレンズ」は「アクネソープ」からの切り替えとなりますが、ライスパワーエキスNo.3からNo.1への変更や、クレイの配合などあらゆる面で大きく進化しています。
ベントナイト、カオリン、マリンシルトなど4種のクレイにより皮脂汚れをしっかり吸着。話題のマヌカハニーに、ライスパワーエキスNo.1を配合することで、洗浄力と潤いを両立しています。
リフレッシュスキントナー(薬用ふきとり美容水)
「リフレッシュスキントナー」は「アクポレス クリアローション」の切り替えとなるアイテム。しつこい毛穴詰まりや毛穴の黒ずみを拭き取るためのふきとり化粧水(美容水)です。
新規有効成分のライスパワーエキスNo.6と、薬用消炎成分「グリチルリチン酸2K」の2つの有効成分を配合し、毛穴とニキビを根本原因から解決。新アクポレスのセンターを張る商品といえそうです。
アクネクリアジェリー(薬用クリアジェル)
「アクネクリアジェリー」は皮脂を抑えつつ保湿を叶えるジェルで、美容液に近いポジショニングの商品です。
ライスパワーエキスNo.6で皮脂をおさえながら、マルメロエキス、ローズマリー油、ホホバ油の3つの保湿成分でやさしく保湿。殺菌成分のサリチル酸によりニキビの再発を防いでくれるそう。
私は当初「アクネスポッツクリアの進化版かな」と思いましたが、成分が全く異なる新製品でした。
モイスチュアエマルジョン(薬用保湿乳液)
ニキビの原因は、肌の乾燥による皮脂の過剰分泌が原因。
この「モイスチュアエマルジョン」は、植物性スクワラン、ノバラ油、サラシミツロウなど贅沢な天然保湿素材をタップリ使用。お肌を潤いで満たすとともに、雑菌やダメージから肌を守ります。
「アクポレス モイストバランスミルク」の切り替え商品ですが、新たにノバラ油やサラシミツロウといった保湿成分がプラスされています。
ポアミルクジェリー
「ポアミルクジェリー」は毛穴を引き締める薬用ミルクジェル。ライスパワーエキスNo.6に加えて、収れん成分であるラベンダー油、ユーカリ油が配合されています。新アクポレスで初登場となるアイテムですね。
デザインが変わった!
デザインも一新。淡い水色のボトルからオレンジ色へと変更されました。
フォルムも強い曲線を打ち出し、より女性的なデザインに変更されています。
価格も変わる
新アクポレスの価格帯は3500円~6000円です。各商品の価格は以下の通り。
- リフレッシュスキントナー 6000円
- アクネクリアジェリー 6000円
- クレイクレンズ 3500円
- モイスチュアエマルジョン 4000円
- ポアミルクジェリー 6000円
旧アクポレスの価格帯は2500円〜5000円でしたので、平均してプラス1000円ほど高くなっています。
とはいえ、22年の歳月をかけたライスパワーエキスNo.6や、マヌカハニー、サラシミツロウなど様々な天然保湿成分がプラスされていることから、個人的には妥当なプライシングかなと思いました。まあ、もう少し安いほうが嬉しいですが。
ターゲット年齢も変わった?
これは推測なので「?」をつけておきましたが、ターゲット年齢層も変わったのかな、という気がしています。
老舗酒屋の勇心酒造(香川県綾川町)と連携、肌の状態が不安定になりがちな春以降に皮脂過剰による毛穴トラブルやにきびへの悩みに応えた製品として20~40歳代の女性に売り込む。
引用:日本経済新聞
※強調線はライスフォースマニアによる
こちら日経新聞さんの記事ですが「20代〜40代」とあるんですね。
一方、旧アクポレスのターゲット年齢は大体「20代後半から35歳」。つまり、新アクポレスでは対応する年齢層が広くなっているんです。
なんでだろう?と思ったところ、徳島大学名誉教授の荒瀬誠治先生がこんな話をされてました。
皮脂量のピークは女性で10~20歳代、男性では30~40歳代で、以後減少していくのが一般的です。しかし最近では、ストレス・環境の変化などの影響により、この年代を過ぎても皮脂が過剰に分泌され、毛穴の黒ずみ・ニキビ・化粧崩れなどに悩む方が増えています。
引用:共同通信
つまり、ニキビ用のスキンケアといえば10~20代向けだったのが、今ではより高い年齢層にまでニーズがあるということ。
それに対応するように新アクポレスも作られたというわけですね。
新アクポレスを実際に使って見た結果を口コミ!
もっとも気になるのは、実際に使ってみて使い心地はどうなのかということ。そこで、トライアルキットである「アクポレス ニキビケア スターターキット」を取り寄せて、10日間使い続けてみました。
アクポレス トライアルキットの内容
新アクポレスのトライアルキットは2種類あります。
「アクポレスニキビケアスターターキット」
「アクポレス毛穴ケアスターターキット」
です。
2つの違いは「ミルクジェル」(毛穴ケア)か「クリアジェル」(ニキビケア)の違いのみ。ミルクジェルは毛穴を引き締め、クリアジェルは皮脂の除去と保湿の役割があります。
- リフレッシュスキントナー 薬用ふきとり美容水
- アクネクリアジェリー 薬用クリアジェル
- クレイクレンズ 洗顔料
- モイスチュアエマルジョン 薬用保湿乳液
- 泡だてネット(特典1)
- 2ウェイコットン(特典2)
スターターキットは通常4000円相当ものが1400円で購入できるので、非常にお得です。
アクポレス トライアルキットの使用感
今回はニキビケアスターターキットを注文しました(なお毛穴ケアスターターキットはこちら)。
4点アイテムに2つの特典、さらにお手入れマニュアルが入っています。
マニュアルにそって順番に使いつつ説明していきますね。
まずは洗顔料である「クレイクレンズ」。こちらは旧アクポレスにはなかった商品でクレイタイプの洗顔料です。
いきなりですが、
「リフレッシュスキントナー」は洗顔後に使うことで皮脂の分泌を抑え、ニキビができにくくするとともに化粧ノリを改善してくれるもの。
旧アクポレスにもふきとり化粧水はあったのですが、それとは全然別物! 私の脂ぎった顔が、中条あやみちゃん風の柔肌へと変化したかのようなスベスベの肌へと変化するんです(すみません、多少誇張しています)。一体どういう仕掛けなのでしょうか。
おそらく、新開発のライスパワーエキスNo.6と各種フルーツエキス、それに乳酸によるものでしょう。
フルーツ酸はピーリングの際に使われますので、リフレッシュスキントナーにも穏やかなピーリング効果があると思われます。
続いて「アクネクリアジェリー」はニキビケアスターターキットにのみ入っているアイテム。毛穴ケア用にはこれに代えて「ミルクジェル」が入っています。
アクネクリアジェリーを薄く顔に伸ばしていきます。アクネジェリーはライスパワーエキスNo.6、サリチル酸、各種しゅうれん材によるミックスジェルなので、肌を穏やかにととのえ保湿する役割があります。
リフレッシュスキントナーでスベスベになった肌に、さらに潤いノヴェールをかぶせるような印象で、蒸し暑い陽気のなかでもつねにサラサラな肌ざわりを保ってくれました。

薬用保湿乳液のモイスチュアエマルジョンは高い保湿効果が期待できます。
最後の「モイスチュアエマルジョン」は薬用保湿乳液として、潤いにフタをする役割があります。植物性スクワラン、サラシミツロウを配合しており、かなりの保湿効果が得られます。
しかしながら、私が使ったのは気温がグングン上昇したゴールデンウィーク真っ只中。つまり、保湿が不要な季節だったため、すこし潤いオーバーな感じになってしまいました。
おそらく湿度の低い季節であれば、かなり頼もしい乳液になるのではないかと期待しています。
アクポレス トライアルキットを10日間使った口コミ
まず結論から言います。
これ、夏場には最強のスキンケアかもしれません。
10日間使って見た感想は、旧アクポレスとはまったく違うということ。肌が潤いつつもずーっとサラサラ、という状態が続く。
そんな、ベタつきのないスムーズな肌に変えてくれるのが新アクポレスの特徴なんです。
おそらく、ライスパワーエキスNo.6により皮脂分泌が抑えられたことが最大の理由でしょう。それだけではなく、ライスフォースならではの潤い成分が、しっかりとヴェールを貼ってくれています。
あとはパッケージが良い感じのオレンジなのも気分が高揚しますね。見てるだけで肌が元気になるような、そんな気持ちにさえしてくれます。
もちろん、保湿が欲しい場合にはアクポレスよりライスフォースの方が良いです。
アクポレス リニューアルについてのまとめ
以上、2018年4月24日にリニューアル発売された新アクポレスについて、違いや使用感をまとめてみました。
現行のアクポレスに比べて成分へのこだわりが強く感じられますね。特にライスパワーエキスNo.6は皮脂分泌自体を抑えるという、今までにない体験ができるすごい成分です。
私も実際に使ってみてニキビに対してかなり良い感じのスキンケアであることがわかりました。